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事業案内

引手事業

ツキエスは創業以来、和室金物及び洋間金物の引手をはじめ、取手・房などのオリジナル商品を多数手がけ、お客様が喜び、感動し、満足できる住まいづくりの提供に誠心誠意取り組んでまいりました。

お客様のご要望にお応えできる商品の開発、また、引手を通して日本の伝統文化発展・活性化に貢献できるよう努めてまいります。

引手の役割

引手は襖を開け閉めする際に手を掛ける器具という実用面と、襖紙の柄を引き立てて和室全体のアクセントになるという装飾面との二つの役割を果たします。

「引手」とは、引き戸形式の襖に用いられるものを指し、開き戸形式の扉に用いられるものは「取手」と呼びます。

デザイン

引手のデザインは実にさまざまで、弊社だけでも約1,000種類あります。
材質によって金属引手と木引手があり、弊社の金属引手の材質には、銀・銅・真鍮・ステンレス・鉄・アルミニウムなどがあります。
木引手には木目の美しさを生かした生地のものと塗物とがあります。

総合カタログ

引手の歴史

引手が使われはじめた安土桃山時代(16世紀後半)の豪華な御殿引手や七宝の引手、桂離宮の月文字引手、四季の手桶引手、折松葉の引手などは、いずれも格調高い芸術品として現在に伝えられています。
引手の美は、大きな平面の上の唯一の美的アクセントとして、価値のある存在を創り出していることにあります。

引手の山(竜王山)を望む人麻呂歌碑
引手の山(竜王山)を望む人麻呂歌碑

景行・崇神陵をすぎて、山の辺の道は、長岳寺付近から中山町・萱生町(もと山辺郡朝和村)と、竜王山の西麓を北に延びていたらしい。 竜王山(五八五メートル)は、穴師山に続く山塊で、これが「引手の山」であろうといわれている。
中山・萱生一帯は、萱生千塚でも聞こえているように、 古墳が累々としていて、その中でひときわ大きくこんもりと松樹に覆われた前方後円墳が継体天皇皇后、手白香皇女の衾田陵である。中山町小字西殿塚にあたる。
犬養 孝著『萬葉の旅』(上)より

『歌碑建立地』 奈良県天理市中山町小字小路口 襖や引手は、もともと大陸から伝わったものだろうかと思われます。
今日の引手とは、違いもあると考えられますが、想いを遠く大和の昔に馳せますとき、幾星霜をへて、今日、大和が襖の引手の主産地であり、 しかも天理市にその生産が、集中していて、製作地にほど近い所に、衾田陵や、引手の山(竜王山)の萬葉故地があることを思えば、 私ども、思いもよらない不思議な因縁だと思われます。

ツキエスの加工

長年のノウハウと独自の技術革新でお客様のご要望にお応えし続けます。

特にメッキ品の防錆に力を入れており、鉄と銅では互いに浸食しあい錆が発生する問題を、当社は鉄と銅との中間にニッケルメッキを施す事により錆を防ぐ方法を取り入れました。

プレス加工

800tプレスの高圧力で加工できます。また、絞り・抜き・曲げの加工も可能です。自社でオリジナルの金型を製作でき、ワイヤー加工機を使用した試作品加工を可能にしています。お客様の観点で商品開発を行い、デザイン・機能性・コスト等を考え、あらゆる技術を結集してプレス加工を行っています。技術力を生かしお客様のニーズに合った商品を作るべく、金型を開発し、コストを下げて良い商品を提供できるよう努力しています。


メッキ加工

硫酸銅メッキ装置・黒ニッケルメッキ装置・振動式研磨機・電着塗装ライン・ヘヤーライン研磨機を完備。
金メッキ・銀メッキ・銅メッキ・ニッケルメッキ・黒ニッケルメッキ・クロームメッキの装飾メッキと
古代色(GB・赤銅・古美)の着色が可能です。


塗装加工

自動塗装機や小ロット用で手吹き塗装を行っています。
素材に密着材を塗布してメラミン塗装やアクリル塗装を施しており、耐久性が向上します。


組立加工

各部品を検品しながら組立て、プレスで釘穴を開け、自動包装機で袋入れした後、箱詰めまで行っています。